生命保険が必要になるケースについて

保険

生命保険で備えるべきリスクについて

保険は、発生頻度は低いが、発生すると生活が立ち行かなくなるリスクに対して備えるのが正しい保険の使い方となります。

その前提で生命保険で備えるべきリスクは以下の2点となります。

・一家の大黒柱の死亡

死亡については生命保険の死亡保険で賄うこととなります。

介護保険・個人年金保険・医療保険などの保険は、どれも保険ではなく、貯蓄や投資により補填すべき領域となります。

死亡保険や就業不能保険が必要になる金額はいくら?

死亡保険でいくら保証が必要になるかは一つの例として以下を参照ください。結局は個人の価値観になりますので、家庭により必要な金額は増減します。

【0歳の子供がいる夫婦(妻は専業主婦)の場合の例】
0歳の子供が大学卒業までにかかる総費用:約3,180万円
妻の生活費              :約3,960万円(15万 × 12か月 × 22年)
合計                 :約7,140万円

なお、国民年金や厚生年金の加入者の場合は、遺族年金が支給されますので、こちらの金額から、年金支給分は差し引いて考えいる必要があります。

遺族年金は就業形態や年収により異なりますが、会社員であれば概ね年間130万~180万の給付が受けられますので、ここでは130万×22年として計算すると、2,860万円となります。

死亡保険で必要な金額は4,280万円となります。

もう一例出させてていただきます。

【5歳の子供がいる夫婦(妻は専業主婦)の場合の例】
5歳の子供が大学卒業までにかかる総費用:約2,661万円
妻の生活費              :約3,060万円(15万 × 12か月 × 17年)
合計                 :約5,721万円

遺族年金は130万×17年として計算すると、2,210万円となります。

死亡保険で必要な金額は3,511万円となります。

一人の子どもの出産から大学卒業までの総費用 : 関連資料 : 子ども応援便り (kodomo-ouen.com)

どういった保険に入るべきか?

さきほどの例である、0歳の子供がいる夫婦(妻は専業主婦)の場合は4,280万円の保証が必要になりますが、この金額は年々減っていくため、子供が5歳になる頃には必要な保障額は3,511万円と大きく減っていきます。

死亡保険の補償額は年々減少していくことから、定期的に見直すことが必要となりますので、定期的な見直しが可能な掛け捨ての定期保険に加入することが効率の良い保険の入り方となります。
※掛け捨ての保険に加入する理由は過去の記事(要リンク)を参照ください

保険料はどの程度になるか?

保険料についてですが、チューリッヒ生命の保険料シミュレーションで計算すると、30歳男性で4,300万円の保証を付ける場合、月額保険料は3,311円となります。

35歳男性で3,500万円の保証を付ける場合、月額保険料は3,535円となります。

いかがでしょうか、0歳や5歳のお子さんがいらっしゃる大黒柱の方でもこの程度の保険料で十分な保障を受けることが可能となります。

すでに保険に加入している方は、ご家庭の環境や保険料を確認し、払いすぎているようであればどこに原因があるのか見直してみるのも良いかもしれません。

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